国語 解きなおし

中学受験の国語が苦手で伸びないお子様の家庭教師

中学受験の国語を家庭教師が斬る!過去問や模試の解きなおしについて


テストの解きなおし

こんにちは。ジャケットです。家庭教師としてご家庭に伺っていると過去問や模試の解きなおしのご要望をいただきます。今回は模試や塾内テスト、過去問の解きなおしのメリット・デメリットについて私なりの考えを書いてみようと思います。

 

塾内テストや模試、過去問の解きなおしをするメリット

解きなおしの目的は端的に言って自分がどの問題をなぜ間違ったかの把握と苦手分野の確認です。正直、それだけ出来れば十分だと思います。自分がどういった問題で間違いやすいのか?序盤の漢字なのか、文法問題なのか、正誤問題なのか、抜き出しなのか、物語文なのか、説明文なのか。時間が足りないのか、足りていたのに出来なかったのか。このように自分に何が足りないのかを把握できるのが解きなおしのメリットです。

 

当たり前に思えますよね?
しかし、ほとんどの生徒はこれが出来ていません。

 

多くのご家庭では解きなおしをしていたとしても、漠然ともう一度解きなおしているだけです。実はただの解きなおしでは何の効果もありません。まして、一度解答を見てしまったならなおさらです。では、どのような解きなおしをしたら効果が上がるのか?それはもったいぶって(笑)最後に書きます。といいますか、先に悪い解きなおしをした時のデメリットについて語りたいからです。

 

良くない解きなおしとそのデメリットとは?

効果的な方法以外での解きなおしで生じるデメリットとは、時間が無駄になる事と雑な解き方が身についてしまう事です。当たり前ですが効果のあまり上がらない解きなおしに時間をかけるのは時間的に大きなロスです。その時間を社会や理科などの暗記科目に費やした方がよほど点数アップが望めます。

 

また、一度解いている問題を解きなおすわけですから、大半のお子様は丁寧に読みません。初めて解いたテスト本番の時に比べると、どうしても雑な読み方になります。実際は間違っている問題が多いにもかかわらず、わかっているつもりで読み飛ばす部分が多いものです。そういう状態で解きなおしを続けていると、丁寧に読む・丁寧に答える習慣が薄れていってしまいます。字も汚くなりますし、設問に書いてある条件(間違っているものを選びなさいとか、正しいものを2つ選びなさいとか)もいい加減に読みます。すると、面白いものでそのいい加減さが身についてしまうのです。

 

そして、一度答えを見てしまっているお子様の場合はさらに問題です。国語と言うのはじつは他の科目に比べて復習に向いていない科目です(漢字や文法は別。あくまで読解に関して)。なぜかというと日本語であるがゆえに、答えが覚えやすいのです。答えを覚えてしまうとどうなるか?算数の場合ですと途中式を覚えるのは非常に有効です。なぜならその途中式は様々な問題で応用がきくからです。しかし、国語の場合はそういうわけにはいきません。覚えてしまった答えを解きなおしで書くと、さも出来るようになったと錯覚しがちですが、何のことはない日本語だから答えが頭にこびりついているだけで、別の文章になるとまったく応用がききません。出来たつもりになって、次の試験を迎える→結局実力が上がっていない→また意味のない解きなおしをするの繰り返しであっという間に受験当日を迎える事になります。

 

では、解きなおしをメリットあるものにするやり方です。

 

メリットのある解きなおしとは

塾内テストや模試の解きなおしを有意義にするためには以下の手順が必要です。

 

  1. 解答を見ない。
  2. 時間制限を設けず全問みっちり解く。

 

では理由を見ていきましょう。まず、解答を見ない理由。これは前述したように答えを覚えさせないためです。答えを覚えた状態で解きなおしをしても国語で実になるものはありません。答えを見せるくらいならその時間を使ってテスト範囲の復習を30分でいいからさせましょう。そして、30分で身についたものを解きなおしで発揮できるかチェックです。

 

次に時間制限を設けない理由。これは雑に解かせないという理由もあるのですが、さらに重要な目的があります。その目的とは”しっかり時間を与えて精読すれば解けた問題なのか?それとも精読しても解けない問題だったのか?”を把握するためです。解きなおしの一番の目的はこの部分です。しっかり読みこめば解ける問題だったのであれば、読み方に強弱をつける方法を重点的に学べばよいですし、精読しても解けないのであれば、文章の構造や心情把握の方法などを時間をかけて身に付けなければいけません。

 

この2点が出来てはじめて解きなおし本来のメリットがあると言えます。そして、私が指導する場合はさらにもう一つ。正解できている問題について、必ず行う事があります。これをしないから、みなさん国語の点数が安定しないんです。でも、これは私が指導している生徒以外には教える事は出来ません。申し訳ありません。

 

本日も記事を読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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