フェリス女学院、横浜市立南高等学校附属中、他 合格体験記~HZさん
【名前】
HZ
【進学先】
フェリス女学院
【合格校】
フェリス女学院、横浜市立南高等学校附属中、品川女子、佐久長聖
【指導開始時国語偏差値】
48(啓明館)
【国語のどんなところに苦しみましたか?】
生徒:記号の選択肢の選び方が分からなかったところ。記述で自分の思うことを具現化しなければならないところ。
ママ:6年生になってから文章内容が難しくなり、読解問題がうまくいかなくなりました。選択問題の正答率が上がったり下がったりし、以前のように得点源とすることができなくなりました。また配点の高い記述問題に全く適応できず、ほぼ空欄で提出していました。親が一生懸命に受験本を読んで教えようとしましたが、偏差値が20ほど下がった時点で、もはやどうにもできないと思いました。
【パパママとはどんな時にケンカをしましたか?】
生徒:二人の思い浮かべる勉強方法が違ったとき。
ママ:パパの仕事が忙しいと、ママ一人で全科目の進捗状況を把握しなければならないとき。(せめて算数だけは把握してほしいと頼んでいましたが…。)
【あなたにとって中学受験とはどんなものでしたか。一言であらわしてください。】
ママに言われて始めたが苦しかった。今は解放されて自由に行動できるありがたみを実感しています(笑)でも第一志望に合格できてしみじみよかったなと思います。4月からが楽しみです。
【ジャケット先生の第一印象はどうでしたか?】
生徒:こわそうな印象(←人見知りなので、誰に対してもそう思う)。
保護者様:何か質問すると、知っていること・考えていることを惜しみなく教えてくれる先生。やはりプロの家庭教師ということで、自分の方法論を確立され自信をもっていらっしゃいましたので、是非お願いしたいなと思いました。
【ジャケット先生の良かったところはどんなところでしたか?】
生徒:いつも明るくて冗談を言って笑わせてくれたところ。納得できる説明で、分かりやすかったところ。
ママ:「採点は厳しく・コメントは優しく」の授業。点数のつけ方は、ポリシーを貫かれて「〇〇だから厳しめにつけました」ということが多かったです。とはいえ、生徒さんの点数が低いと先生ご自身苦しいようで「白髪が増えます」とか「君、今回は途中までずっとバツで、どうしようかと思ったけど~」とよくおっしゃっていました。「その気持ち、私と同じ!」とよく思いました。いつも苦しい採点を引き受けて下さりありがとうございました。
一方、その後には何かしらいい点や惜しかった点を見つけ、力強くほめたり励ましたりして下さいました。授業が終わると夜遅くて疲れているはずなのに、不思議と親子ともにハイテンション!なことが多かったです。
ずっとズームでの授業でしたが、画面上にテキストを表示してラインを引いたり、文字を書いたり、理解するための様々な工夫をして下さいました。話し方がよどみなくテンポがよかったです。
また授業中に娘の弱点や悪い癖をよく指摘してくれました。第一志望の前日にも苦手な文法の確認問題や間違えやすい漢字をメールで教えて下さり、出題される・されないにかかわらず、安心して当日を迎えることができました。
【ジャケット先生で受験を乗り越えられるだろうかと思った瞬間を正直にお答えください(笑)】
生徒:先生に教わってから国語はのぼり調子だったので、それほど心配はしていませんでした。しいて言うなら先生の課題でとても悪い点をとってしまったとき。
保護者様:先生の授業を重ねるごとに国語の模試の点数が復活し安定してきました。6年生の秋頃、娘が「先生のおかげで、国語、得意になった…!」と嬉しそうに言ったので、このまま最後までお願いしようと思いました。
人によっては点数が上がったらやめてしまう方もいるかもしれませんが、私としては「複数の受験校の過去問を一人で管理できるか?」「本番まで具体的にどう進めていくべきか?」が非常に不安でした。先生に相談すると本番までに消化すべき過去問のスケジュールを作って下さり、それを最後まで一緒に実行してくれました。おかげで国語に対する迷いやストレスが軽くなり、その分、他の科目に力を注ぐことができました。
また12月・1月になると、親子ともメンタル的に厳しいときがありました。志望校をどうしたらいいかor直前講習をとるべきかどうか等、国語から外れた質問もしてしまいましたが、その都度、先生なりの率直な意見を述べて下さいました。(すみません!受験が終わってから、先生が何人もの生徒さんを受け持ち、ご多忙な毎日だったことを知りました)。でも決して邪険にしたりせず、いつも誠実にご対応いただきましてとても感謝しています。
娘は先生の「面白いところ」、親は先生の「誠実なところ」に好感をもっていました。親子揃って気に入った先生を見つけられるということはなかなかないと思いますので、本当にラッキーだったと思います。
【受験生たちに「後回しにしないほうが良いこと」をアドバイスしてください。】
塾の宿題は先に終わらせることです。後で「うわ~終わらない!どうして後回しにしてしまったのだろう!」と後悔の気持ちを持ちながら終わらせることになります…。
【受験を通して「自分が成長した」と思うことを自由に書いてください。】
受験前は「努力したって実らないことがあるかもしれない…」と思うときがありましたが、受験を成功させることができたため「努力すれば必ず実る!」と思えるようになりました。「希望をもつ心」。
【ジャケット先生より一言】
お問い合わせいただいたのが新6年生の3月初め。本人任せに国語を進めていたが5年11月から突然偏差値が10以上下がり、元に戻らない状態とのことでした。私が1番得意とするパターンでのお問い合わせでした。
感覚と今まで培ってきた語彙力で点数を取ってきた生徒の場合、文章の内容が高度になる5年夏あたりからガクンと偏差値が下がる場合があります。HZさんの場合も同様のケースで、この場合は設問の読み取り方や、根拠の見つけ方などの方法論を伝え、演習を通して「感覚ではない入試用の読み方・解き方」を身につけてもらいます。ここで初めて読書と受験用読解の違いに触れることになる生徒もいます。「感覚解き」からの脱却を果たした順に偏差値が復活するのですが、HZさんは復活が早かった!
48→66→60→69→73といった感じで完全復活を遂げることになります。
元々の読解力が高いわけですから、受験用の視点を身につけることで成績は安定します。あとは、志望校の過去問とフィットするかどうか、フィットしていなければ穴埋めをしていくだけです。
志望校のフェリス女学院はクセのある問題、言い換えれば、対策の組みやすい問題です。高レベル帯に属する女子で、極端な難問ではないため高得点勝負となるフェリスの国語。簡単な論説文で得点を安定させ、(昔の文章からの出題で)やや難の物語文はそれなりに落としても大丈夫という方向性、最低70点キープを目標に過去問を解いていきました。ただし、簡単とはいってもそこはやはり名門フェリス女学院の論説文。記述主体(物語文は選択肢中心)であるため、問題の意図を取り違えると点数に結び付きません。そして、問題を取り違えがちであることがHZさんの弱点でした。弱点を克服するためにフェリスの過去問を8年分、フェリスオープン2回分、設問読み取りの練習に開成の対策プリントなどなど、かなりの時間をフェリス対策に注ぎました。
正直、国語についてはよほどのことがなければ大丈夫だと思っていましたが、12月くらいから算数が下降線に突入し、過去問で点が取れないという(余計な?)ドラマまで演出したものの、最終的には無事に合格を果たしてくれました!
最初の体験授業以外は全日程をzoomで乗り切った最初の生徒がHZさんです。しかも、夜の21:45~という過酷なスケジュールの中、弱音も吐かず頑張り抜きました。文法問題で苦手としていた、係り受けと重文複文単文の問題が出なかったのは、そんなHZさんへの神様からの素敵なご褒美だったのかもしれません。
転生したらスライムだった件をこっそりamazon primeでみていて勉強サボって成績が下降事件(笑)など、まったく問題がなかったわけではなかったようですが、個人的にはとても授業のやりがいのある生徒でした。また、zoomでの授業中、ママが横にいるというプレッシャーを感じさせないカメラワーク(笑)で授業をさせてくれたうえ、スケジュールからなにから完全にお任せしてくれたHZさんママ。とても授業を進めやすかったです。感謝感謝です!
思いっきり読書にうちこめる環境を自分の手でつかんだんだ!存分に読書して、困らない程度に動画を見てくれたまえ!!
「希望をもつ心」生徒たちに伝えていきます!