栄東東大Ⅱ 他、合格体験記 ひみこさん
【名前】
ひみこ
【進学先】
栄東
【合格校】
栄東中(東大II)、栄東中
【指導開始時偏差値】
48.9(サピックス)
【ジャケット先生をどうやって知りましたか?】
紹介
【ジャケット先生の印象はどうでしたか?】
体験授業後:受験の武器
受験終盤:同じ
【一番苦しかったのは何月頃でしたか?】
2月頃:1日1日の時間が長く感じたから。
【もっと早く取り組めば良かったと後悔したことは何?】
ことわざ、四字熟語、など(主に知識)
【お子様の合格を支えた親御様に質問です。】
①ズバリお子様の長所は?
めっちゃポジティブ。何でもおもしろがって取り組めるところ。
②親として一番気をつけたことは?
本人の意志・決定を尊重して、伴走者に徹すること。
【あなたはなぜ合格できたと思いますか。じぶんのことばで書きなさい(記述問題風)。】
友達に負けたくなかったから、ママに「私の国語を何とかして」とたのみ、ジャケット先生に来てもらえることになって、国語の成績がのびたから。
【ジャケット先生からひとこと】
ひみこさん、体験記でしっかり国語に触れてくれていい子やなぁ(泣)。
ひみこさんは6年生の4月下旬に同じ6年生の生徒からご紹介いただき授業スタートとなりました。
授業開始当初から高い理解力と思考力を感じる生徒でした。記述もスラスラと筆が動きました。弱点として挙げられるのは、主観的な読み方が強く出てしまい、受験国語という側面からみると根拠のない思い込み解答が多発するところだったでしょうか。また、本人も体験記に書いている通り、知識面は不足してましたね。知識系への取り組みがもう少し早ければシクシク泣くこともなく、もっと楽に戦えたでしょう。社会でも漢字間違いしてたみたいだしなー。ただ、そんな弱点を抱えつつも元々の読む力(入試的な読解とは違う読書の力)が高いため、ハマった時はサピオのB問題で偏差値65とか、11月の渋幕SOでも偏差値62を叩き出したりしました。今年の渋幕SOは難しかったもんなぁ…。ひみこさんがハマった時の爆発力を見ました。
さてさて、通常は読書と読解を混同しているタイプは5年生夏以降、偏差値的に墜落するのですが、ひみこさんの場合は6年生でもドカンと上に振れることがあったため、客観的読解と読書読みの間でフラフラふらふらしている感じでした。
そんなひみこさんですが、受験生である以上、客観的な読み方、解き方を身に付けなければいけないわけで、線の引き方から選択肢の考え方までひと通り学んでもらいました。前述したように理解力の高い生徒なので、学んだ内容をテストでしっかりと反映してくれたのですが、時として自分の気持ちが前面に出てしまう時があり、そんな時はやはり偏差値ダウンという結果に繋がりました。
受験国語って、「私はこう思うけど、ここに○○が書いてあるってことは○○を解答しろってことだよね。私の考えとは違うけど、○○が答え!」ってな感じで自分の考えにウソをつかないと高い点が取れません。読書の力がある(読書力のない子はそもそも何も考えてない)からこそ、正解が取れないジレンマ。ひみこさんの国語はずっとこのジレンマとの戦いだったと思います。
読書における感受性など素晴らしいものがあると思うので悩ましいけど、大学受験で国語を使うなら、どこかで折り合いをつけないとなぁ。ん〜、でも受験用の読み方に固めてしまうのは勿体ない気もするなぁ。
一番苦しかったのは2月と書いてくれたように、ひみこさんは渋幕合格を目指し、2月までガッツリ戦いました。渋幕は結果こそ残念だったけど、サピックスオープンの結果から一撃あるのではないかと私に期待させてくれましたし、頂上に挑んだ経験は得難い何かをひみこさんにもたらしたのではないでしょうか。1人だけ文学史の正解を取ってきたのは素晴らしかったぞ!
そして何よりも1月受験、栄東難関クラス合格のあと、再チャレンジして勝ち取ってきた東大Ⅱの合格は本当に見事だったよ!国語も平均を20点以上超えてくれてホントに嬉しかった。栄東愛を語っていたし、電車も混んでないし(笑)、充実の6年間を過ごして欲しい!対面授業だったり、zoomだったり、23時過ぎまでだったり、曜日も不規則だったりという授業を最後までよく頑張ってくれたな。ありがとう。
成績がなかなか安定しない中、ひみこさんママパパにはノー圧力で最後までお任せいただきありがたかったです。お食事会では紹興酒の熱燗という新しい世界も教えていただきました。ワンちゃんと慣れてきた頃に授業が終了してしまうことは残念ですが、機会がありましたらワンちゃんと一緒の近況写真でも送っていただけると嬉しいです!