個別指導塾における見過ごせないデメリット
こんにちは。個人契約で家庭教師をしておりますジャケット先生です。今回はのテーマは個別指導における見過ごせないデメリットについてです。中学受験生の家庭教師、ジャケット先生のプロフィールにも書いた通り、私は某家庭教師センターや、某個別指導塾で講師として、スタッフとして在籍していました。今回はそんな私の過去の経験を通して、個別塾のデメリットについて触れていきたいと思います。
まず、個別塾のメリットについて
個別塾のメリットについては、という記事でお話したように①個別塾に所属している講師がお子様に時間を割いてくれる②講師と生徒のコミュニケーションがとりやすい事によるやる気のアップ③室長が生徒の状況を把握しやすいという3点をメリットとして挙げました。しかし、このメリットは良い面だけしか伝えていないので、今回はメリットに付随しているデメリットについてお話します。
個別塾のデメリット
じつは個別塾のメリットで述べた3点はかなり好意的に挙げたメリットです。そのメリットがまさにデメリットになります。どういうことかって?それを今から説明します。
個別塾の先生が生徒に割く時間
多くの個別塾は授業時間内に1人の講師が何人かの生徒を同時に指導します。例えば90分の中で3人指導みたいな形です。さて、この中で生徒一人一人にどれだけの時間が割けるでしょう?単純計算で90分を3人で割って1人あたり30分です。ところが、実際の指導の現場はそうそう都合よくいかないので、質問したい時に他の生徒を見ているといった事が起こります。ですから、実際は40分指導を受ける生徒もいれば、20分しか指導を受けられない生徒も出てきます。
講師と生徒が意気投合しやすい
これは個別指導の大きなメリットといってよい部分です。しかし、個別塾の講師の大半はアルバイトの大学生です。自分の試験が近い時にどこまでしっかり生徒のために指導の予習をしてくるでしょう?たとえば予習が適当だったとしても、生徒は意気投合した講師の悪口は親には言いません。そんな授業が毎回繰り広げられる可能性もあるわけです。講師と生徒が意気投合してモチベーションが上がるというメリットは、あくまでも講師側がしっかりしている場合に限ります。生徒と講師の意気投合はうまくコントロールしないとお互いの甘えにつながり、成績なんか伸びません。
室長が生徒の状況を把握しやすい
個別塾の室長は集団塾の講師に比べると、より生徒のことを把握している傾向にあります。でも、個別塾の室長が受験に詳しいとは限らないのです。これは家庭教師センターの内部スタッフや営業社員も同じですが、学歴がどれだけしっかりしているかまったくもって不明瞭です。私は家庭教師ですが、確かに学歴=指導力ではありません。東大卒の家庭教師でも非常識極まりない人間も結構います。私自身高2の夏までは結構な落ちこぼれでしたから、学歴学歴いう気はないですが、それにしても子供の将来を任せるべき室長や家庭教師センターの内部スタッフが、説得力も何にもない大学卒(家庭教師センターには大卒ですらないスタッフも)だったらどうでしょう?いくら生徒の状況を把握していたとしても、その進路指導に信頼が寄せられますか?
必ずしも希望の講師の授業が受けられるわけではない
個別塾の講師の中でも、大学生のアルバイトはけっこう休みます。そのあおりを受けるのは生徒。授業に出てみたら、いつもの先生がいないという事はあたりまえに起こります。そもそも教え方も全然違う講師の授業を受けたら生徒は戸惑ってしまい、はっきりいって悪影響です。一応、私が所属していた個別塾は講師が休む場合は生徒宅に電話して、「別の先生でもいいですか?」と確認はしていましたが、正直、「そりゃないよなぁ」と思ってました。
とまあ個別塾のデメリットについてはこんな感じです。室長の学歴が信頼できるものであり、講師は責任感がありよほどのことでもないと休まないという2点が守れている個別塾であれば安心して通えると思います。できれば本当にマンツーマンで教えてもらえて、さらに講師は経験充分であればいう事なしだと思います。
今回は以上です。個別指導における見過ごせないデメリットについてでした。参考になれば幸いです。