中学受験 国語 家庭教師

中学受験、国語が苦手なお子様の家庭教師|ジャケット先生

開成中、栄光学園中、合格体験記~MK君


【名前】
MK

【進学先】
開成中

【合格校】
開成中、渋谷教育学園幕張中、栄光学園中、市川中、栄東中

【指導開始時国語偏差値】
55(サピックス)

【国語のどんなところに苦しみましたか?】

誤字脱字を直す。文章を短い文字数でまとめること。字をきれいにかくこと。文章に合う気持ち言葉を使えるようになること。
【パパママとはどんな時にケンカをしましたか?】
とくに喧嘩はしなかった。

【あなたにとって中学受験とはどんなものでしたか。一言であらわしてください。】
楽しいもの

【ジャケット先生の第一印象はどうでしたか?】

生徒:優しい

保護者様:誠実で信頼できる。穏やか。

【ジャケット先生の良かったところはどんなところでしたか?】
優しかった。様々な例を出してくれて、分かりやすかった。(記述の組み立て方をハンバーガーでしてくれるなど)、+の問題を作って出してくれた。

【ジャケット先生で受験を乗り越えられるだろうかと思った瞬間を正直にお答えください(笑)】

生徒:本当に思うことはなかった。

保護者様:不安に思ったことはなかったです。

【受験生たちに「後回しにしないほうが良いこと」をアドバイスしてください。】
字をきれいに書くことと、凡ミスをしないことを気をつけること。
自分の苦手で嫌いな問題をとけるようになること。

【受験を通して「自分が成長した」と思うことを自由に書いてください。】
丁ねいに問題を解いたり、丁ねいに生活をできるようになった。
努力することにより喜びを感じたため、努力することの大切さを学んだ。
【ジャケット先生より一言】

さて、アルワンくんの登場です。この年は2人のサピのアルワンくんとご縁があり、同じような成績で、同じような合格可能性を出し、最終的に2人は開成で巡り合うことになりました。

 

ちなみにざっくりと4回の合判の成績を記載すると国語は60付近→65付近→60付近→55付近。4科は65付近→60付近→65付近→65付近という感じです。開成、渋幕志望の生徒は一つの目安になるのではないでしょうか。国語が最後に急降下したのは、開成の問題に適応が進んだため、選択肢問題の精度が落ちたことが理由として挙げられます。ありがちなパターンです。4回目の合判は国語がズドン!と落ちているにもかかわらず、4科は65付近をキープしている点が素晴らしいですね。しかし、サピックス合判で国語が下降傾向にあった3~4回目、また、マンスリーでもそれなりに波があったMKくん。にもかかわらず、MKくんパパママからは完全にお任せしていただき、最後まで予定通りに授業をこなすことができました。おかげさまででとても勉強が進めやすかったです。動じないMKくんとパパママ。これが開成合格の大きな要因であったことは間違いないと思います。

 

ちなみにこれだと私が何もしていないように見えてしまう方もいるかもしれないので(笑)一応、記載しますと、ラストの学校別サピックス開成オープンも早稲アカのNN開成も国語は5位付近の成績を取ってくれました。それだけ、記述の学校に特化していったということになります。

 

さて、お問い合わせ当時の資料を掘り出してみますと、5年生の夏休みにお問い合わせをいただいておりました。内容としてはサピックスの偏差値が50~55くらい。選択肢問題に苦戦しており、記述は上下が激しいということでした。

 

授業をしてみると、文章自体の流れはしっかり理解できているものの、論説文では「不足の選択肢」を選びがち、物語文では後ろの文章への流れを考えていなかったり、傍線部の外に気持ち表現がある際に理由を反映できていないところがありました。論説文に関してはハンバーガー部分の複数箇所を見落とさないこと、対比から逆を読み取ること、「また、さらに、も」などの足し算を見落とさないことなどを学習することで、一定レベルの安定をみました。物語文は傍線部外の気持ち表現に気付くこと、後ろの動作へのつながりを意識することを主体に勉強を進めました(後ろの動作へのつながり、終盤の渋幕の過去問の時まで引っ張りました)。

 

9月の中盤から過去問対策に入るのですが、開成はサピの志望校別で対策をするため、過去のオープンが使えない。そのため、開成から取り寄せて所持していた学校配布の模範解答を使い、開成がどのレベルの記述を求めているのかを学んだり、NN開成の過去問を使ったりしながら、渋幕、栄光学園の対策とともに進めていきました。MK君の武器は体験記を見ても分かるように、記述で数多くの要素を、細かく盛り込んでいく記述です。サピ採点のマンスリーでも物語の記述満点、論説も3点の減点のみでクリアしてくる記述力がありました。しかし、今年の開成はまさかの字数指定があったり、文末の指定があったりと例年と形式の違いがありました。MK君の記述の武器全開とはいかなかったようで、本人も不安だったそうですが、字数指定の記述という意味では渋幕と栄光学園の対策が多少なりとも役に立ったのではないかと思います。

能力の高い生徒の場合、正直このページで書く内容も「重箱の隅をつつけばこれが苦手?」というくらいのことしかなく、あまり書くこともないのですが、MK君の場合もそんな感じです。ただ、授業メモをみると、5回くらい「結論がずれる」「テーマがずれる」「結論ぼやける」「結論ずれ」「書きすぎで結論ぼんやり」とあるので、結論を明確に書く点について苦戦していたことがうかがわれます。でも、開成オープン5位前後ですからね!1月にはきっちり間に合ったということです。

 

授業していると、素直でのんびりした子だなという感じでしたが、だからこそ勝負強かったのかもしれません。2/3のお昼までたくさんの悲報が届き頭を抱えていた私を救ってくれた、「開成、合格でした!」のメール。忘れられません。合格を贈ってくれてホントにありがとうm(_ _)m

 

いまはすっかりはじけてるそうだけど、それだけの努力をしたんだ。学校が始まるまで精一杯遊んでリフレッシュしてくれ!

 

合格体験記

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