渋谷教育学園幕張中、市川中【特待生】 他 合格体験記 ~山毛利元就くん
【名前】
山毛利元就
【進学先】
渋谷教育学園幕張中学校
【合格校】
渋谷教育学園幕張、市川【特待生】、西大和学園 他
【指導開始時国語偏差値】
55.4(グノーブル)
【国語のどんなところに苦しみましたか?】
物語文で登場人物の気持ちを読みとることに苦しんだ。
【パパママとはどんな時にケンカをしましたか?】
最後まで良好な関係だった。
【あなたにとって中学受験とはどんなものでしたか。一言であらわしてください。】
新しい人生のとびら。
【ジャケット先生の第一印象はどうでしたか?】
生徒:優しそうだと思った。
保護者様:穏やかな先生だと思いました。
【ジャケット先生の良かったところはどんなところでしたか?】
生徒に対して、優しく接してくれたので、いつも前向きになることができた。
【ジャケット先生で受験を乗り越えられるだろうかと思った瞬間を正直にお答えください(笑)】
生徒:一番最初に出会った時、「本当にこの先生で国語が上がるのか?」と思った。
保護者様:男子の国語は受験直前まで伸びるという認識を持っていたので、特にそのような瞬間はありませんでした。
【受験生たちに「後回しにしないほうが良いこと」をアドバイスしてください。】
渋幕は試験の前にリラックス体操をするので、そこで落ちつくことができれば、後は一定のレベルさえあれば受かります。なので普段の模試からあせらないようにすれば、本番も大丈夫です。
【受験を通して「自分が成長した」と思うことを自由に書いてください。】
最後まであきらめずに努力できるようになった。
【ジャケット先生より一言】
お問い合わせいただいたのが6年生の4月頃。5年生まではクラブチームでサッカー中心の生活を送っており、通塾開始は6年生になってから。それまでは自宅学習で勉強を進めていたそうです。6年生からの通塾にもかかわらず、はじめてのグノレブで男子10位前後の成績(国語は偏差値50)を収めるという非凡な能力をうかがわせる内容でのお問い合わせでした。チームスポーツで頑張ってきたからか、元々の本人の性格か、明るくコミュニケーションの取りやすい生徒でした。オジサンのしょうもないジョークでかなり笑ってくれるので非常に授業を進めやすい生徒でした。
授業はzoomで22:00〜という遅い時間からのスタートだったのですが、集中力を切らすこともなく毎回の課題も欠かさずこなしてくれて、正直勉強に対する姿勢にはケチのつけようがありませんでした。
そんな山毛利元就くんですが、国語の問題を解くという点についてはいくつか課題がありました。それは記述で時間切れになりがちであること。加えて、物語文(男子らしく女の子の話がとくに苦手)での気持ち表現の読み取りに難があるということ。そして、最大の問題はとてもそそっかしいということでした。記述の問題では、誤字脱字のデパートという感じ。「意外な答え」を「以外な答え」、「初めて」を「始めて」、「カヌー」を「カーヌ」などなど。枚挙にいとまなし。問題の読み違いも多々ありました。
授業を進めていくにつれて記述の時間切れはほぼ影を潜め、物語についても意味不明な解答(男の子の初恋的な文章については予断を許さなかったですが)は減少していきました。問題の読み違いも少なくなり、最後のグノレブは偏差値58弱、学校別模試でも64を取りました。ただ、誤字脱字については多少の改善はありましたが、根本的に正すことが出来ませんでした。その意味で彼の能力を私が100%引き出せたとは言えません。まだまだ原石状態での進学になります。
結果として渋幕という共学の頂点といえる学校に進学するわけですから、女子とコミュニケーションを取ることも多いでしょう。その中で女子の気持ちと男子の心の動きをもう少し勉強して(笑)、得意の算数をライバルと切磋琢磨しガッツリ磨き、精神的な成長とともに誤字脱字がなくなった時、山毛利元就くんは真価を発揮することになるんだと思います。スポーツも勉強も秀でている稀有なタイプですから、この先も欲張って、みずからの才能を開花すべく、渋幕での中高6年間という広いピッチを豊富な運動量で存分に、心ゆくまで駆けまわって欲しいと思います。その前にネクタイは一人で締めれるようにな!
グノレブも波がありなかなか安定せず歯がゆい気持ちもあったと思いますし、物語文の読解についても最後の最後まで心配をおかけしてしまいました。そんな状況の中で最後まで授業を任せていただいたパパママには感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ肉体面精神面に成長の余地を大きく残している彼の心技体が、渋幕の自調自考と化学反応を起こしビシッと揃ったときの姿がとても楽しみです!
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