国語 家庭教師 効果

中学受験、国語が苦手なお子様の家庭教師|ジャケット先生

国語で家庭教師をつけるとこういう効果が出ますという話(中学受験の場合)。


こんにちは。個人契約で中学受験生の国語を指導しておりますジャケット先生です。今回は国語を苦手にする中学受験生に家庭教師がついた場合得られやすい効果をテーマにお話していこうと思います。

集団塾の国語

100%近い受験生が中学受験専門塾に通う事で本格的にスタートする中学受験。私も以前の記事(中学受験で家庭教師を有効活用する方法)でお伝えしたように、集団塾で中学受験の勉強を進める事を推奨しています。家庭教師は塾での状況を判断して必要に応じてというのが正しいスタンスです。

さて、そんな中学受験専門塾での集団授業ですが、国語に関してはなかなかに指導が難しい部分があります。

集団塾での国語の指導が難しい原因は【指導が先生→生徒への一方通行】になりがちであるためです。

生徒の立場で考えると、「自分はこう思うのになぜそれが正解ではないのか?」という疑問がまったく解決されないことになります。例え質問に答えてくれたとしても全員の質問に答えている時間はありませんし、そもそも質問できる生徒がほとんどいません。

ですから、集団塾での国語の授業は「こういう考え方が正解だからこう考えなさい」という先生から生徒への考え方の押し付けになってしまいます。自分の解釈が不正解である理由が釈然としないまま、勉強を進めていかなければいけないわけですから、国語に興味を持てというのが土台無理な話です。とくに国語が苦手な子にはその傾向が顕著です。

ただし、これは集団塾が悪いというわけではなく、大多数向けのカリキュラムを組んでいる以上、一人一人の疑問に答える時間が取れないのは仕方のない事でもあります。

家庭教師が国語を指導する事で得られる効果

一方、家庭教師が国語を指導する場合、集団塾とは異なり生徒一人に集中する事が出来ますので、「自分の考え方のどこが間違っているのか?」という疑問点に色々なアプローチで対応してあげる事が出来ます。

塾では無味乾燥ななバツしかつけてもらえなかった部分でも、「どうやってそう考えたのか?」を聞いてあげる事で、「考え方は良いから、こうやって書けば点数がもらえるよ!」といった感じで細かく改善点を指摘してあげる事が可能です。

また、自分から質問できない生徒の場合、集団授業の国語では完全に受け身で一方通行の授業になってしまいます。しかし、家庭教師の指導であれば、家庭教師から質問を投げ掛ける事で生徒が疑問に思っている点を聞き出す事ができ、それに対して疑問点を解消しながら、受験的な考え方に誘導してあげることが可能です。

さらに、大きな効果として、口頭で意見交換をすることで自分の考えを論理的にまとめる訓練が出来ます。これが文章要約などの記述問題で点数を得るために極めて重要な【採点者に意味の通る文章】をつくる上で非常に大きな訓練になります。これは集団塾ではほとんど得られない効果といえるでしょう。

家庭教師による国語の指導であれば志望校対策もより効果的

国語というのは学校ごとにかなり特色が出ます。慶應普通部であれば自分の考えを入れて50文字程度の要約をする問題が出たり、JGであれば周りの受験生も高得点を取れる難易度ではあるが、時間内に解ききるため高速で正確な問題処理能力を問題であったり、けっして汎用的な受験対策が効果的とは言えません。

しかし、集団塾の場合は御三家、早慶レベル以外の中学の志望校対策は【おおまかに偏差値が同じような学校】の問題を解くことが大半です。でも、その中でも傾向は同じではない、つまり無駄な対策がかなり多いのです。

家庭教師の場合はお子様の志望校と類似した問題、またはお子様に足りない部分を訓練する問題を選んで指導する事が出来ますから、無駄が少ないと言えます。

今回は以上です。国語で家庭教師をつけるとこういう効果が出ますという話でした。参考になれば幸いです。

 

 

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