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中学受験、国語が苦手なお子様の家庭教師|ジャケット先生

家庭教師を中学受験で上手に活用する4つのシチュエーション


こんにちは。個人契約で家庭教師をしておりますジャケット先生です。今回は家庭教師を中学受験で上手に活用する4つのシチュエーションについてお伝えします。東京千葉埼玉神奈川の一都三県において、塾と家庭教師を併用して中学受験で成功を収める事は珍しい事ではありません。とくにサピ、四谷、日研、早稲アカ、希などの進学塾の生徒は塾の授業について行くだけでも大変で、受験対策というよりは塾のクラスアップを目的に家庭教師を併用するケースが多いです(特にサピの生徒)。ここでは、4つの観点から家庭教師を上手に活用する方法を見ていきます。

塾のクラスアップ対策に家庭教師を活用する

塾と家庭教師の併用で一番多いパターンが、塾内テストの対策です。私もサピックスのマンスリー対策などを受ける事が多いです。とにかく直近のテストでの点数アップを目標とするケースです。塾内テストの範囲にもよりますが、マンスリーテストくらいの範囲であれば、出題範囲は広くないので点数を上げる対策を組むことは可能です。それぞれの生徒の理解が不十分な箇所に力をいれて対策を行える分、効果は上がりやすいです。

ただし、クラスアップが目的という事は、現時点では上位クラスにはいないということです。上位クラスにいない=基礎が不十分という事ですから、基礎が不十分な生徒に目先の暗記や対策で点数を取らせても、中学受験の合格という目的には実は全く近づいてはいないという事には気付かないといけません。なぜなら、テスト対策という短い期間での小手先の対策では、苦手の根本的な解決は出来ていないからです。

それでも、「クラスが上がればいい!」というのであれば、家庭教師はもっとも効果的な方法だと思います。クラスが上がる事でお子様のやる気に火が付く可能性があるという点で、無駄という事はないです。小学生の成績を上げるにはモチベーションアップは不可欠ですから。

塾で消化できなかった苦手部分の解消に家庭教師を活用する

中学受験専門塾に通っていると、授業の進みも早いし、宿題も出るし、寝る時間は少なくなるしで、ちょとしたことでつまづいて、理解が不十分な部分が多かれ少なかれ出てくるものです。そういった「ちょっとしたつまづき」をそのまま放置していると、いつの間にか致命的な苦手分野になったりします。とくに算数なんかはそうですね。

ただ、分かってはいても、塾が現在進行形で進んでいて、塾の宿題、さらに中学受験の勉強も進めていかなければならない現状で、苦手分野の復習をする時間を作るのはとても難しいものです。まして、最初は「ちょっとしたつまづき」だと思ってますから、結局後回しにしてしまうケースがほとんど。そして、気付いた時にはどうしようもなくなってしまいます。

そんな時に力を発揮するのが家庭教師による指導です。あくまで「慣れた家庭教師」という条件は付きますが。教え慣れた家庭教師の場合は、お子様の躓きやすい部分というのを過去の指導経験から把握しています。また、どうすれば理解しやすいかも知っています。そういう慣れた家庭教師の指導を受けることができれば、同時進行している塾とうまく調整をつけながらスケジュールを組み、最短距離で苦手を克服出来るような指導が可能です。

このケースは塾と家庭教師の併用の理想的なパターンと言えると思います。得意な科目は塾で友達と競い合いながら伸ばし、苦手な科目は家庭教師に個別のスケジュールで特訓してもらうわけです。

志望校対策で家庭教師を活用する

中学受験専門塾は御三家レベルの学校や早慶の付属中であれば、志望校別対策は組んでくれます。しかし、それに準じた学校、さらにその下の学校とレベルが落ちていくに従い、個別の学校対策というのは力を入れなくなっていきます。もし、塾の志望校対策クラスが「同じようなレベルの学校群のクラス」であり、個別の学校対策を組んでくれないのであれば、家庭教師は極めて有効に活用できます。

同じレベルの学校群であっても、中学受験の入試問題は学校ごとに傾向がまるで違います。志望校に偏差値が足りていて問題ないのであれば、いろいろな学校の対策に時間を割いても良いかもしれませんが、実際は偏差値が足りていないから、志望校別クラスに通っているお子様が大半です。それならば、余計な学校の問題は排除して、お子様が志望している学校の問題、またはそれに類似している問題の学校の対策を重点的に行った方が志望校合格に近づくのは言うまでもありません。

塾に通わず家庭教師を活用して中学受験合格を目指す

塾に通わず家庭教師だけで中学受験に合格できますか?という質問を受ける事がありますが、週に何回も指導に入って良いのであれば、家庭教師だけでの合格も可能です。ただし4科目ありますから、週1~2回では厳しいかと思います。志望校のレベルにもよりますが。私としては、家庭教師だけで中学受験に臨むのは、「体が弱かったり、不登校だったりする場合」と「塾で全教科まったくついていけない場合」に限るべきだとは思います。

個人的にはまずは塾に行ってみて、どれくらいついていけるのかを見て欲しいと思います。その中に得意な科目だったり、ついていけてる科目がある場合は塾をやめる必要はありません。やはり、おなじ中学受験生同士刺激にもなりますし、現時点でどれくらいまで出来るようになってなきゃいけないのかが目に見えて分かります。

ただし、まったくついていけない場合は、家庭教師に受験までのスケジュールを組んでもらって、わかるまで指導してもらった方が良いです。塾に通っていても、身にならないで帰ってくるだけなら、勉強していないのと一緒です。塾に行ってるだけでは偏差値は上がりませんし、中学受験までの時間が無限ではない以上、塾に通っている時間だってもったいないですから。家庭教師であれば、志望校に合格するために何が足りなく、何をやらなくて良いかということを踏まえたうえで、お子様のためだけの授業を行えるという点で、最も効率の良い志望校対策が出来るでしょう。

今回は以上です。家庭教師を中学受験で上手に活用する4つのシチュエーションについてでした。参考になれば幸いです。

 

 

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